「ええ顔」してまっか?

[ MEMBER ]

ええ顔職人


看護の歩

JIN
MURAKAMI

村上仁

PROFILE

部署:看護の歩
社歴:2022年5月入社
職種:看護師

[ ええ顔職人までの道のり ]

在宅看護の重要性に気がついた

高校生の頃、広島の豪雨災害のボランティアに参加したんです。その時に、救急救命士の方の姿を見て、医療を志すようになりました。大学では、日本災害医学会という組織に所属しており、災害医療についてのセミナーを運営したり、災害派遣医療チームの訓練を見学する活動を行っていました。卒業後、看護師として地元の病院に入職することになったんです。

医療現場の経験を通して気がついたのが、在宅看護の重要性でした。心不全や糖尿病を持つ患者様は、入退院を繰り返すケースが多いんです。つまり、ご自宅でサポートを受けられる環境が少ないということ。もっと一人一人に向き合える看護ができないかとキャリアを考えていた矢先に見つけたのが、ニュービレッジでした。

[ ええ顔職人のこだわり ]

ご利用者様の心情に寄り添う

癌末期のご利用者様に多いのですが、医師からの余命宣告を受け入れられず、ご家族も含めてこれからの過ごし方について、整理しきれないことがあります。その時に、リハビリをサポートしてあげても、なんの意味もありません。むしろ、ご家族と一緒に思い出を振り返る時間にしてあげる方が、何倍も価値があるかもしれないんです。

なので、訪問看護にはご利用者様やご家族の表情や感情の動きを読み取る力が、とても重要です。こちらから選択肢を示すこともありますし、あえて黙って話を聞くだけの日もあるんです。ご本人とご家族の歩幅を合わせていきながら、最適な看護をすることを意識しています。

ニュービレッジの訪問看護師が 『ええ顔を生み出した』
エピソードをご紹介します。

-- ええ顔にしたエピソード

癌末期のご利用者様で、ふくらはぎのむくみがひどく、夜眠れずに悩んでいる方がいました。不注意にマッサージすると循環器に影響があるので、痛みがないか声をかけながら行いました。5分ほどすると、ご利用者様がスヤスヤと寝息を立てて眠り始めたんです。気持ち良さそうに眠る「ええ顔」を見て、ホッと一安心しました。ご家族からの要望もあり、その後もマッサージを毎日、朝昼晩と続けさせていただきました。当時、その方の寝顔を見るたびに、やりがいを感じていましたね。